フリントによる点火機構

ライター(lighter)とは火をつけるための装置で、使用する燃料によってオイルライターやガスライターなどの種類があります。
小型のものは主にタバコと共に携帯してタバコに着火するために使われます。
柄の長いものはコンロなどの奥まった場所にあるバーナーや花火などに着火するために使われました。
日本で最初に実用化されたライターは、1772年に平賀源内の発明した、燧石|火打石にバネ仕掛けの小さなハンマーを打ち付けて点火する、ヨモギ|モグサを燃料として使用した物です。
このフリントロック式銃の点火機構に良く似た刻みたばこ用点火器は広く普及したという記録も無いが当時の好事家には好まれたようです。
オイルライター・ガスライターを問わず、やすりヤスリ状の回転ドラムにフリントと呼ばれる、直径2mm高さ5mm程度の小さな消耗品を押し付けて、ドラムを勢い良く回転させその摩擦で火花を散らして発火させる物だが、この火花を発生させるために鉄とセリウムの合金であるオーエルメタルを使用しています。
元々フリント(火打石)とはチャート (岩石)と呼ばれる結晶質の自然石を指していたが、珪酸を主体とするこの鉱物で得られる火花よりも、このオーエルメタルの方が瞬時に摩擦-熱エネルギーを放出することができるという性質と、合金であるために特定の形状への加工が容易いという性質から、小さなライターには丁度良いということで好んで使用され、今日ではライター用のフリントといえばこのオーエルメタルをすのです。
フリントロック式(Flintlock)とは、マスケット銃などの火器で使われた点火方式の1つです。
17世紀前半に開発されたのです。
引き金を引くと、フリント(燧石)を取り付けた撃鉄が作動しですてフリントが当たり金にぶつかり、火花を発して火皿に点火するという機構です。先行して登場していたホイールロック式に比べ単純で信頼性が高く、安価で射撃間隔を縮めることが出来るため、各国は進んでこの技術を取り入れていったのです。
日本では、江戸時代に現物が輸入されたり書物から得た知識として火打ちからくり等の名で知られ、また、一部の鉄砲鍛冶による試作品も今に伝えられているが、その機構が、点火装置に強力なばねが使用されているものであるため撃発時の衝撃で銃身がぶれ、また、引金を引いてから装薬に引火爆発するまでの時間差があるため命中精度に難があることが嫌われました。
それに、日本産の火打石は発火の火花が弱く銃向きでない等の理由で採用されなかったと云われ、マッチロック式の中でも特に命中精度が良い瞬発式火縄銃が引き続き使用され続けたのです。
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